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振袖のコーディネートによる見え方の違い

成人の式典を控えてる皆様、振袖は決めましたか?

振袖は着物の柄や色が大事なのはもちろん、その着物をより良く魅せるためのコーディネートがさらに重要です。全身の印象を決定づける主役級の役割を持っています。

振袖は柄や色の存在感が強い分、小物の選び方で
「可愛い」「大人っぽい」「上品」「モダン」「古典的」など、
テイストをコントロールする重要なパーツです。


1.「帯」の役割

振袖は柄が華やかですが、帯は上半身の中央に位置し、最も目に入るパーツです。
そのため、帯の色・柄・素材をどう選ぶかによって、コーディネート全体の方向性が決まります。

特にウェディングフォトでは、帯が画面の中心に入ることが多いため、振袖以上に印象を左右することもあるほどです。

2.「伊達衿」の役割

撮影で特に重要なのが、顔写りに直結する部分です。顔のすぐ下に入る、最も顔の印象を左右する小物で、細い一本の線ですが、写真ではかなり存在感を発揮します。

1)顔写りをよくする

明るい色 → 顔色を明るく、華やかに
暗めの色 → 引き締まって大人っぽく
金・銀 → 格と華やかさをプラス、写真映え抜群

美容師さんのメイクの意図とも合わせやすく、
「可愛い系」「大人系」「透明感」などテーマを伝えやすい部分です。

2)振袖と顔の色差を自然に繋ぐ

振袖が濃色なら、重ね衿で顔まわりに明るさを作り、
振袖が淡色なら、重ね衿で輪郭を引き締めるなど、
色の橋渡しの役割をします。

3.「帯揚げ」の役割

帯揚げは帯の上から少し見えるだけですが、
上半身の色バランスを整える重要アイテムです。

全体の色バランスを調整する

重ね衿 → 顔のすぐ下のアクセント
帯揚げ → 上半身中央のアクセント
この2つが“縦のライン”で繋がることで、
顔〜上半身〜振袖が自然に一体化したコーデになります。

4.「帯締め」の役割

帯締めは中央にくるため、全身の中心軸の印象を引き締める小物です。

1)色のアクセントで顔の印象を決める

濃色 → 中心が締まり、全体がスタイリッシュに
明色 → 優しい・可愛い雰囲気に
金・組紐飾り → 華やかさと若々しさがアップ

2)写真で全身のバランスを整える

帯締めは中央に位置するため、
写真で「全体のまとまり感」「メリハリ」を作る重要パーツ。



こちらをふまえて1つの振袖で2パターンのコーディネートを見ていただきます。

ブラウン・白・カーキ・ゴールドで統一しています。

薔薇の柄と帯締めの質感を合わせたり、洋柄にレースの帯を合わせることによって色味だけでなく系統も統一することが出来るので一体感のあるコーディネートに仕上げることができます。

黒色の小物を使用することで先程と同じ衣裳でも、かなり締まりクールで強い印象に様変わりしますね。帯も伊達衿もレース柄なので女性らしさは残っているのも大きなポイントです。



いかがでしたでしょうか?

帯の色を変えるだけでも雰囲気がかなり変わって見えます。小物の合わせ方によって振袖の見え方が違いますので、まだ振袖を決めきれない方やコーディネートに悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

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